カジノの候補地

カジノの候補地

色々とすったもんだあったIR実施法案の可決。今後もギャンブル依存症対策や税金面、警備面などで国会での議論に時間は掛かる事も考えられますが、東京オリンピック以降の日本観光の目玉として整備は進んでいくでしょう。

そして何より一番重要となる3か所しか開業しない日本カジノの運営場所として今現在、決まっている候補地は上の図から更に絞られて下記の候補地になっています。カジノディーラーを目指している方は近所にできないのか?すごく気になる部分でしょう。

立候補している候補地(2019年6月現在)

  • 大阪(夢洲)
  • 長崎(ハウステンボス)
  • 北海道(苫小牧)
  • 和歌山(マリーナシティ)
  • 千葉(幕張)
  • 愛知(名古屋)
  • 愛知(常滑)
  • 北海道(留寿都)
  • 東京(台場)
  • 神奈川(横浜)
  • 沖縄(海洋博公園)

などです。

現在方西部や候補地決定といった部分までシフトしていますが、各自治体が国や政府に候補地としてのPRを繰り返したり出展してくれる企業を探したりという段階でしょう。

候補地が本決まりになるのは東京オリンピック開催が終了して政権が落ち着いた2021年から2022年ごろと見込まれています。それまでは引き続き各候補地での売込み作戦が繰り返されることでしょう。

大阪(夢洲)

大阪

もっともIR誘致で最有力候補として名前が早くから上がっているのが大阪(夢洲)です。特に2025年の国際博覧会(大阪万博)が開催されるという事が決まったことで勢いがさらについたと関係者はみています。関東、中部中国などからの交通の利便性や関空での空からのアクセス面も充実している事や夢洲の北側に大型客船の拠点を作るなどの知事の発言で海からの観光客も取り込もうという意思を表明をしてます。

そもそも夢洲はバブルのころに大阪の鳴り物入りで造成された人工島の一つ、その夢洲を使って街づくり構想もバブル崩壊後に頓挫してしまっていました。しかし万博の開催決定で再度夢洲まちづくり構想案のプロジェクトが再始動。それにIR誘致という経済効果が見込める案も盛り込まれたことで他の候補地よりも一歩先を行っている形のようです。

反対案の中には地下鉄や鉄道を伸ばして貰いたいという意見もありさらなるインフラ整備が必要のようですが、カジノ誘致での雇用の拡大や税収の増加など各方面での経済効果を考えても自治体の賛成は得られる見込みのようです。

海外のIR企業からも数多くの関心が寄せられているようで、アメリカのカジノ大手ラスベガス。サンズとも既に知事が会談をしているようですので出展をしてくれる企業も問題無さそうです。

長崎(ハウステンボス)

長崎ハウステンボス

歴史的にも国際交流の先端を走っていた長崎県・佐世保市。現在でも観光客も多いですがさらなる海外観光客を九州へ呼びよさる為にカジノ誘致に本腰を入れてきたようです。

長崎県と佐世保市、ハウステンボスの3者会談で今後IR候補地として佐世保市が決定した場合にはハウステンボスの用地の一部を売却し施設建設を容認するという事も発表をされています。ハウステンボス自体が現在でも大型テーマパークとして観光施設、リゾート施設など必要な施設やノウハウを持っているとも言えます。

ただし、新幹線開通は見込まれているものの鉄道面や空港からハウステンボスへの道路整備などの交通面での不便さやハウステンボス内で出資額の多さに対することへの慎重論、長崎県や佐世保市の歴史や風情などとのバランスを損なう恐れへの不安など様々な今後の整備や説明、改善に対策など山積みという部分も見え隠れしています。

それでも九州でのIR施設立候補地としての最有力候補地としては長崎県佐世保市が有利ではないかと言われていますので、今後長崎県や佐世保市がIR誘致活動でのPRやハウステンボスへ対してのサポートやバックアップ次第で候補地決定を取れるかどうかでしょう。

北海道(苫小牧)

苫小牧

当初、北海道として苫小牧、釧路、留寿都(ルスツ)の3地域を候補地として挙げていましたが北海道として苫小牧を候補地として一本化して進めて行く事となりました。

その理由としては交通の利便性のようで、千歳空港からのアクセスです。苫小牧統合型リゾート推進協議会を設置しIRに関しての具体的な計画も発表されています。

その中ではやはり雪国という部分を考慮して苫小牧市中心部から約20キロ離れた新千歳空港近辺でのIRを設置を目指すという提案がされており、季節を問わずに飛行機を降りてスグにカジノで遊べるという売込みで経済効果も認められるとしています。

出展をしてくれそうなカジノ企業に関してもハードリック社が日本へのIR出展は北海道の苫小牧に絞ると発言をしている事、他の地域よりも重点的に北海道へのPR活動が豊富であることから世界を股に掛ける大規模企業のハードロック社が本気である事が伺えますので安心でしょう。

課題としてはやはり観光拠点としての苫小牧の認知度の低さと空の交通は確保できたとしても陸と海からの交通面での利便性のなさです。高速インターや特急停車駅、大型客船の寄港可能な港湾といずれあるものの、今までの観光資源でもある豊かな自然が手つかずのままという面があります。

この辺をどのような形で早く開拓を進めて行くのか、また地域住民に納得をして貰うか、誘致活動をいかに上手に今後行っていくか、などなど数多くの自治体に求められる課題が多いのは確かです。

それでも北海道、東北エリアでの候補地としては他に立候補を表明していないだけで最有力候補として注目していて良いでしょう。

和歌山(マリーナシティ)

和歌山

関西エリアで大阪の次にIR誘致を表明したのが和歌山県です。和歌山県は様々な観光資源が豊富なエリアですが、IRを開設することでより一層観光客を取り込もうという考えのようです。

特にIR誘致に熱心な仁坂氏が市民オンブズマンとして立候補したIR誘致反対の候補者に圧勝して知事再選したことでより一層IR推進が進むと見込まれています。

ですが、大阪での万国博覧会が決定したことでIR誘致も勢いが出てきてしまい、近隣地域での2か所のIRはあり得ないという事で和歌山の勢いも希望も厳しい状況になってきたと専門家が多くなっています。

和歌山県の誘致では和歌山湾に位置する人工島和歌山マリーナシティにあるリゾート地にIRを設立するという考え。電車で大阪奈良まで1時間、京都神戸も90分というアクセスの利便性。また大型ハブ空港である関空からも車で45分程度という位置という事で交通面でもアクセスの充実ぶりを売りにしています。

また自然豊富で豊かな和歌山県という事で登山やトレッキングの人気スポットであったり、釣りやスポーツラフティングなど自然を活かした多種多様なアクティビティを体験できたり、白浜温泉や熊野本宮温泉郷など人気の温泉などを外国人にアピールしてIRと合わせて観光客を増加させたいという考えのようです。

和歌山県IR基本構想も公表されていますので今後の政府へのPRやカジノ企業との出展の会談などでの巻き返しがデキるかどうかという所になると思います。

千葉(幕張)

幕張

幕張(まくはり)新都心でカジノ導入を行うために県内の各種関連会社が誘致を行い、その広大な土地や周辺環境の充実性、アクセスの良さを生かした画期的誘致活動が行われているのが千葉県千葉市です。

色々な都市がIR誘致反対住民と対立することがありますが、地域住民への積極的なセミナーや説明会などで積極的に市民、住民への草の根活動をして賛成派を増やしている事も注目すべき点です。

幕張新都心は東京都内へ通勤しているサラリーマン世帯が多く住むベッドタウンであると同時に幕張メッセにマリンスタジアム、イオンモール幕張新都心に三井アウトレットパーク幕張など休日には親子連れで賑わうイベントや商業都市です。

都内から電車で30分、海外からの空の玄関口成田国際空港からも車で30分とアクセス面での立地の良さもPRポイントとしています。

また海上浮島メガフロートを将来的に建設してそこにIRを誘致しようという計画もあるようです。大型施設にするとともに大型客船が寄港できる船着き場の整備なども考察されて多くの顧客や観光客をIRへ呼び込もうという計画のようです。

首都圏では東京のお台場、横浜山下公園との三つ巴が注目されていますが今のところどの首長ともまだ具体的に誘致を明言していません。しかし関東圏では都内での設立が有力視されている中で誘致合戦のスタートが切られた際に幕張新都心もアクセス面と集客面でどれだけPRをデキるか注目すべき所です。

愛知(常滑市・名古屋市)

愛知

愛知県は候補地として常滑市を上げています。中部国際空港が開港したことでこれに合わせて鉄道や道路の整備したことで交通面のアクセスが便利だという事をアピールしているところです。

が、愛知県では県庁所在地として力を持っている名古屋市の市長がIR施設に関しては三重県に誘致をという発言をした事で愛知県知事の大村知事と火花を散らしています。

それでいて名古屋市は候補地として名古屋駅から30分圏内の名古屋市中心部、名古屋港、三重県のナガシマスーパーランドを挙げたことで共同誘致を模索しているとも考えられます。

確かに名古屋は東京と大阪両方の中間に位置するということで集客面や交通面でも立地は良いです。しかし県としてはカジノ誘致からの税収や雇用などの利益を他県に渡したくないという考えも大いに理解デキるだけに今後この2箇所が両方とも立候補をするのか、それとも1か所に絞って愛知県として誘致を進めて行くのか。誘致活動以前に目が離せない所です。

東京(台場)

関東圏で候補地として最有力候補と言われる事が多いのが東京はお台場エリアです。候補地があるお台場は臨海副都心の地域ですので港が近くにあり、高速道路は国際空港にも繋がっているので車と船、空という3つの交通面は確保されている事となります。

周辺にも商業施設や観光スポットもあるのでカジノの開設と共にプラスアルファで観光客を呼び寄せる事が出来ると目論んでいるというわけです。そんな大型ショッピングモールには既にカジノが運営しているようです。

勿論カジノと言ってもチップを換金できるギャンブルではなく、お酒を飲みながらカジノゲームでチップを掛けて増加や減少を楽しむと言った内容でしてコインゲームを酒を飲みながら楽しむといったものです。これもカジノ開業に向けて利用者にカジノゲームを普及させたり認知させたりという目論見があるのかどうかは不明ですけどね。

とはいってもまだ都知事で本格的にIR構想を打ち出したことがあるのは石原都知事のみ。その後の知事はどんどんとトーンダウンしていったという過去があります。

今後も東京オリンピックの開催で都全体が大忙しでIRに関してまで手が回らないという事が予想されますのでどこまでIR誘致活動が活発化されるか不明な点がある為に、都内でのIRが望ましいという意見のある中で千葉や神奈川もまだまだチャンスがあると思われます。今後も関東圏での候補地争いは目が離せないと言った感じです。

神奈川(横浜)

神奈川県で候補地として名前があがっている場所が横浜市、山下ふ頭周辺。

この場所は東京ドーム10個分という広大な土地があり穏やかな水域に囲まれるエリアで統合型リゾートの建設にとっても理想的な候補地として考えられているようです。交通面でも京浜急行電鉄がIR運営事業への参入を検討すると」発表したことで品川、羽田、成田と首都圏からの交通面、アクセス面を確保したことと言えるでしょう。

自然にあふれた景観や娯楽施設やアクティビティスポット、レジャースポットなどの豊富さ。都内からのアクセスの良さからも国内外問わずに多くの利用者を呼び込める点、宿泊施設なども現行の建物などを上手に活用できる点で負担も軽減できることが予想されるなど横浜市は理想的なカジノリゾートスポットと言えるでしょう。

しかし反対派も多く横浜と川崎の2市は統合型リゾート施設の誘致に検討していると答えているが、神奈川県は行わないと回答している言う事でIR整備を巡って自治体でも意見が分かれているくらいですので東京と同じように誘致活動に関しては後れを取っていたり、消極的であると言えるでしょう。今後の自治体の判断や他の首都圏の動きを注視しながらと言った感じです。

沖縄(海洋博公園)

早い段階から国際観光地として発展する為にIRの導入を検討していた沖縄県。日本人観光客以外に海外観光客の取り込みや、マリンスポーツや海洋レジャー施設など以外での観光施設としてIRは最適だと考えられています。

というか、考えられていました。が、玉城デニー氏が知事として当選しIRを誘致することで沖縄独自の歴史・文化・自然など数多くの観光産業を損なう恐れがあるとしてIRの検討は行わないと発言。

この為に九州エリアでIR誘致に立候補している長崎が優位に進めるなかで沖縄は自ら誘致レースを棄権するという雰囲気になっているという状況です。大きな税収や雇用、観光客などを得られる可能性とその地域の歴史や文化、自然などを壊す可能性もある。首長の舵取り次第だと言える事が分かりやすい沖縄です。

もとめ

統合型リゾート施設の候補地選定として全国的にも一歩リードしていると言えるのは大阪と言えるのは確かですが、長崎や北海道、和歌山も巻き返しをしてきているいう状況のようです。関東に1施設は既定路線のようですので今後東京神奈川、千葉と言った首都圏の自治体の動きも注目したいところです。

いずれにしてもどこの自治体にカジノがデキるかで人、物、金の動きが活発化することは確かですので景気が決定した時点から良くなることが予測されるのでカジノをしたいという方、カジノで働きたいという方、カジノ誘致で稼ぎたいという方、今後もどこの候補地に統合型リゾート施設がデキるか情報を収集しておいた方が良さそうですね。カジノディーラーを目指すならカジノディーラー学校比較のページでしっかりした学校を選ぶと良いでしょう。